活用事例集
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オリジナルデザインの播州織生地を用いた作品製作
繊維工業技術支援センターでは、服飾系の専門学校生を対象に、オリジナルデザイン織物とファッションデザイン創作研究を行っています。西脇市を中心とする播州織産地は、国内最大の先染綿織物の産地であり、未来のアパレルの現場に立つ学生たちに播州織の品質の高さと、先染めの良さを理解してもらうことを目的として、産地見学を受け入れています。当支援センターでは、学生ひとり一人が自ら作成し、コンペで選出されたデザインをオリジナル生地として製織・提供を行っています。学生たちはこの生地を用いて作品を製作し、ファッションショー形式での発表を行いました。
生地の色合わせをする学生たち
先染織物の産地見学
糸で染める先染織物は、一般的な後染織物(プリントなど)と比較して、鮮やかで深みのある色調などのメリットがある一方、緯(よこ)糸方向の色数制限などデザイン上の制約もあります。産地見学を通して、学生たちには「なぜそうなるのか?」を理解してもらい、先染織物ということを踏まえたデザインを考案してもらいました。
産地見学の様子
生地製織、ファッションショー
デザインコンペにて選出された柄を織物組織化し、学生たちが色合わせを行って配色を決定しました。その後、当支援センターのジャカード織機にて生地を製織、播州織工業協同組合にて整理加工を行い、オリジナルデザイン生地を製作しました。学生たちはこの生地を用いて各自作品を製作し、毎年2月に行われる専門学校のファッションショーにて発表を行いました。
デザインコンペの様子
作製したオリジナルデザイン生地
テーマ「万華鏡」(2017年度)
於:神戸国際会館
テーマ「水面の光」(2018年度)
於:松方ホール
開発年度 | |
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事業、研究名 | 織物開発 |
公開情報 | 神戸ファッション専門学校 公式ホームページ 「ショー・コンテスト・作品展」 (https://kfi.ac.jp/show/) |
お問合せ先 | ■学校法人 福冨学園 神戸ファッション専門学校 〒651-0066 神戸市中央区国香通6-7 Tel.078-241-8611 Fax.078-241-8614 https://kfi.ac.jp |
■兵庫県立工業技術センター 繊維工業技術支援センター 東山 幸央 |
播州織、デザイン、産地見学、先染織物、ファッションショー