活用事例集
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非接触畳寸取器「レーザーオートスントリー」
背景、目的
畳の製作は、部屋の実寸測定から始まります。同社は、これに用いる測定器を開発販売されていました。従来の測定器は、部屋の角など測定する必要のある点までメジャーを使って測定する構成となっており、人手の介在が必要でした。これに対し、レーザーによる距離測定を用いた自動測定器の開発を目指して研究を進められていましたが、レーザー測距計の動作が不安定で測定誤差が生じるという問題があり、相談を持ち込まれました。
成果、製品化状況
工業技術センターでは、測定対象物の色、材質、距離など様々な条件の変化に対するレーザー測距計の測定結果を評価することにより、誤差を生じる原因を検討しました。このデータを基にして、測定誤差を減少させる方法が見いだされ、自動で部屋の寸法を測定するシステム「レーザーオートスントリー」の製品化が達成されました。レーザーオートスントリーは、非接触で部屋の寸法を測定するため、高速測定が可能となっています。これにより、経験の少ない作業者でも短時間で測定することが可能となるなど、従来以上に競争力のある製品となっており、10数台の販売実績をあげています。
サイズ | 243×270×203mm |
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測定可能距離 | 0.35~4.5m |
測定可能部屋形状 | 1~18畳 |
測定誤差 | 1~18畳 ±5厘 |
開発年度 | 平成14、15年度 |
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事業、研究名 | 企業との共同研究 |
お問合せ先 | 極東産機(株) |
兵庫県立工業技術センター 北川 洋一 |