活用事例集
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高品位鋳造製品のための鋳造欠陥予測技術
背景、目的
薄肉鋳造品では湯回り不良による鋳造欠陥が大きな問題になります。近年、欠陥対策に鋳造シミュレーションが広く用いられていますが、従来のシミュレーションでは溶湯の流動停止を評価できないため、湯回り不良対策への利用が困難でした。そこで、湯回り不良シミュレーションソフトウェアの開発・実用化を行いました。
成果、製品化状況
溶湯の粘性は固液共存溶液の見かけの粘性として扱えると仮定し、その粘性を固相率の関数として求めました。また、すべての自由表面の溶湯が流動限界固相率を越えた場合に、流動停止すると仮定し計算を行うことにより、湯回り不良の評価を可能としました。
大阪大学との共同開発で、(株)クオリカより鋳造シミュレーションソフトウェアJSCAST Ver.4のモジュールとして製品化しました。JS-CASTは国内で数百セットが販売されています。
JSCAST Ver.4
流動停止条件設定 画面
開発年度 | 平成10年度〜12年度 |
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事業、研究名 | 地域産学官交流促進事業(国庫補助事業)、技術改善研究事業(県単独事業) |
お問合せ先 | 協力機関:兵庫県鋳造技術研究会、大阪大学 販売:(株)クオリカ |
兵庫県立工業技術センター 柏井 茂雄、兼吉 高宏 |