活用事例集
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よこ糸が曲がった織物
背景、目的
産地企業にとって新商品開発は、必須の業務となっています。しかし、オリジナル性の高い商品の開発にまで、充分に対応しきれていないのが現状です。
このような状況の中で、産地企業が取り組みにくい課題について、研究開発を継続的に行っています。このような織物開発過程から、この製品も誕生しました。
成果、製品化状況
時に、失敗からヒントを得ることが有ります。まさに”よこ糸が曲がった織物”の始まりは、失敗(写真1)からです。試作しましたが、部分的にひずみのある織物が出来てしまい、片隅に置いていた所、”今の時代、これもありとちゃう”の一言から、”よこ糸が曲がった織物”が産声をあげました。
平成13年、この織物を開発。ジャパンテキスタイルコンテスト(一宮市)に出品し、”ファブリケーション賞(2001年)”、”テクノロジー賞(2003年)”を受賞しました。播州織総合素材展(東京:恵比寿)に連続出品。
現在、複数の産地企業が製造販売しています。平成13年の開発開始から5年が経過し、最近、国内や欧米から活発な引き合いがあります。
写真1 きっかけとなった失敗織物
写真2 ファブリケーション賞(2001)
写真3 テクノロジー賞(2003)
写真4 播州織総合素材展(2004)
開発年度 | 平成15年度 |
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事業、研究名 | 経常研究成果 |
お問合せ先 | 兵庫県立工業技術センター 古谷 稔 |