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やたら縞を使った織物と商品開発

背景、目的

 欧米諸国への販路の拡大を視野に入れた時、“和”のイメージを活かすことが戦略的手法として注目されています。
 播州織産地には、古くから残り糸を使い、自家用に作るやたら縞があります。無秩序に織った織物なのに、日本的な香りの漂う織物になるから不思議です。
 この伝統の日本的な“和“のイメージ活かして、今までにないモダンで斬新な“やたら縞”を開発することが目的です。

成果、製品化状況

 繊維工業技術支援センターで試作した”やたら縞”のデザインをベースに織物と製品を開発し、各種の展示会に出品し、バイヤー等から高い評価を受けています。
 現在、複数のアパレルメーカーやデザイナとの商品化が進み、アメリカの著名なデザイナとの商談に成功しました。
 また、鞄や財布等の小物雑貨へも展開し、県内の異業種企業と製品化に取り組んでいます。これらの商品は、道の駅や神戸で販売を行っています。


やたら縞で作った鞄の販売風景(西脇:道の駅)


やたら縞とシャツ

開発年度 平成17年度
事業、研究名 共同研究
お問合せ先 播州織工業協同組合
兵庫県立工業技術センター
古谷 稔、佐伯 靖、藤田 浩行