活用事例集
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棒鋼計数装置
開発の背景、目的
棒鋼を出荷する際、決められた本数を数えて束ねていく装置があります。この装置では棒鋼を1本ずつ送りながら光電スイッチで数えて行きますが、棒鋼が2本重なったり、送り装置の振動などで棒鋼が暴れ、計数誤差が生じるという問題がありました。納品された棒鋼が決められた本数より少ない場合重大な問題となるのは当然ですが、多い場合でも生産歩留まりが低下するという問題が生じてきます。
そこで、棒鋼の重なりや送り装置の振動の影響を受けない棒鋼計数装置を開発しました。
開発の結果、製品化情報
光電スイッチの出力信号をハード的に処理することにより、棒鋼が重なったり、送り装置が振動しても正しい計数パルスを発生する計数装置を開発しました。この計数装置の仕様は以下の通りです。
1)対象棒鋼径 直径10mm~
2)計数速度 2本/秒~20本/秒
(3段階切り替え)
3)出力 ○総棒鋼数計数パルス
○2本重なり検出信号
本装置を生産現場で棒鋼結束装置に組み込んで試験した結果、約26000本計数して誤りは0でした。この間、計数装置では2本重なった棒鋼を全て検出して正しい計数パルスを発生しました。現在、この装置は棒鋼製造メーカーに納入され、稼働しています。
棒鋼結束装置に組み込まれた棒鋼計数装置
開発年度 | 平成12年度~14年度 |
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事業、研究名 | 企業との共同研究 |
お問合せ先 | 共同研究企業:滝川工業㈱ |
北川 洋一、三浦 久典、瀧澤 由佳子 |