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植木剪定廃材を利用した製品開発

開発の背景、目的

 宝塚市の植木・造園業は、日本でも有数の地域産業を形成していることから、この造園業から集められる年間6000t にもおよぶ剪定廃材の有効活用と開発製品の生産システムの検討が宝塚市の課題でした。そこで、剪定廃
材を環境リサイクル資源と考え、宝塚テクノタウン協同組合と商品化のためのデザイン開発を実施しました。


施工イメージ

開発の結果、製品化情報

 粉砕された剪定材の粒度を整え、プレスによる固形化成型法によるデザインを行いました。固形化ブロックは植裁樹木の周囲に施工し腐葉土効果と雨水の透水効果及び適度な保水効果が期待できます。公園歩道などの施工材として足にも優しい材料です。
 またこの平板ブロックは、土木工事の斜面土留めブロックおよび芝苗床として施工することで、緑化の施工を簡便化出来ます。
 固形化剪定材をユニット化し、植木産地における花・木用、さらに造園時の腐葉土付き花・木苗の直接植え込みを意図した穴あき型、芝生や苔類をその上に根付かせ屋上緑化、家庭用ガーデニング資材としての活用方法を展開しました。本製品の商品化については、宝塚市の地域産業造園・植木産地と結ぶ事で、緑化のための地域循環型産業の創出も期待できる開発研究となりました。


宝塚グリーンダイヤベース


宝塚グリーンダイヤブロック 穴あき型

開発年度 平成13年度~14年度
事業、研究名 企業との共同研究
お問合せ先 共同研究企業:宝塚テクノタウン協同組合
真鍋 元保、平田 一郎