活用事例集
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押出加工製品の切断面形状検査装置の開発
プラスチックやアルミ等の押出加工製品の切断面形状を検査する装置を開発しました。この装置は、切断面形状を画像データとして読み込んだ後、画像処理ソフトウエアにより、指定した各部位の寸法測定と検査を行います。測定結果と製品のIDを関連づけることにより、トレーサビリティ管理システムを構築することができます。
切断面形状検査装置
押出加工製品の品質管理
プラスチックやアルミ等の押出加工製品は、産業用基本資材として広く利用されています。押出加工製品の品質は、プロセス(押出、加熱・冷却および真空成形)の変化を反映する切断面形状によって評価されており、とりわけ、切断面形状から得られる各部位の寸法(巾、高さ、肉厚等)は品質管理の重要な指標になっています。切断面形状の測定は、検査員(熟練工)が抜き取った製品を、ノギスを利用することにより行われています。このような手作業による検査であるため、全数検査が不可能であるという問題と、検査精度が検査員の熟練度に依存するという問題が指摘されており、切断面形状を自動で検査する装置の開発が要望されています。そこで、画像処理を利用して、押出加工製品の切断面形状を測定する検査装置の開発を行いました。
押出加工製品の成形プロセス
切断面形状の検査
開発した装置では、押出加工製品の切断面が平面であることを利用して、切断面形状を画像データとして読み込みます。その後、画像処理専用コンピュータと画像処理ソフトウエアにより、指定した各部位の寸法測定を行い、検査を行います。
装置導入の効果
本装置を利用することにより、断面形状を測定、検査するとともに、画像データを蓄積することができます。また、製品の品質管理システムとネットワーク等を利用して接続できるので、次のような効果が期待できます。
- 検査員による測定のバラツキが減少します。
- 製品のIDと関連づけることにより、トレーサビリティ管理システムが構築できます。
- 押出加工プロセスの各種パラメータと製品品質の関係を調べることができます。
システム構成図
開発年度 | 平成18年度 |
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事業、研究名 | 情報技術(共同研究) |
お問合せ先 | ■株式会社創発システム研究所 神戸市中央区相生町5丁目10-21 相生ビル205号室 Tel.078-685-0122 Fax.078-685-0130 http://www.sohatsu.com |
■兵庫県立工業技術センター 情報技術部 金谷 典武 |