活用事例集
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摩擦圧接を用いたスポット溶接機用電極の開発
背景、目的
スポット溶接機用電極をはじめ、プラズマ溶射用電極は、高融点のタングステンと電気伝導性に優れた銅を接合して製作されます。一般に、タングステンと銅は接合が難しいため、ろう付けあるいは鋳ぐるみによって接合されます。しかし、ろう付けや鋳ぐるみは、強度が低く、品質が安定しないため、高能率・高強度でかつ品質が安定した接合法の開発が要求されていました。
そこで、タングステンと銅を高強度で安定した品質が得られる接合を行うため、当センターの保有特許であるニオブをインサート材に用いる摩擦圧接法を適用しました。
成果、製品化状況
直径が5~8mmのタングステンと銅を摩擦圧接した結果、ろう付けや鋳ぐるみの場合よりも強度や信頼性が高いことがわかりました。また、実用化試験の結果、納期の短縮化や製作費が削減できることもわかりました。ニオブをインサート材にしたタングステンと銅との摩擦圧接は、タングステンメーカーにおいてスポット溶接機用電極などの各種電極の製作に実用化される予定です。
摩擦圧接によって製作したスポット溶接機用電極
開発年度 | 平成15〜16年度 |
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事業、研究名 | 共同研究 |
お問合せ先 | 新光電機株式会社 |
兵庫県立工業技術センター 有年 雅敏 |