活用事例集
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ユーザビリティを考慮した操作画面
背景、目的
電化製品など多機能製品の設計は、人間中心という概念を盛り込むことが主流になりつつあります。人間中心設計とは、従来の「新しい機能を組み込んだ製品をいかに安くつくる」から「使用者にとって使いやすく魅力的な製品をつくる」へと重点を移して設計を行うことです。この設計には、「使いやすさ」を客観的に評価するため、ユーザビリティ評価手法が必要となります。
ユーザビリティ評価を効果的に取り入れたデザイン手法の研究において、ホームセキュリティシステムの操作画面改善を対象に和歌山大学と共同でデザイン開発を行いました。
ホームセキュリティシステム
成果、製品化状況
ユーザビリティ評価を応用し、現行の操作画面について問題点の抽出、検証を行いました。評価の結果、操作の一貫性や情報の優先項目に関する問題が確認されました。そこで、問題解決案を項目に入れた構造化デザインコンセプトを構築し、デザイン案に反映させました。作製したデザイン案についてもユーザビリティ評価を行い、操作性について検証、確認しました。
現在、(株)晃栄電子では、このデザホームセキュリティシステムイン案をベースにした新製品の開発に取り組まれています。
従来の操作画面
ユーザビリティを考慮した操作画面
開発年度 | 平成17年度 |
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事業、研究名 | 技術支援、大学派遣研修 |
お問合せ先 | (株)晃栄電子、和歌山大学 |
兵庫県立工業技術センター 平田 一郎、後藤 泰徳、兼吉 高宏 |